通信販売はクーリング・オフできません!!
相談事例
ネット通販で靴を購入した。サイズが小さかったので交換を希望したが、合うサイズがなく「返品はできない」と言われた。注文前に「返品できない」という表示を全く見ておらず気付かなかった。クーリング・オフできないのか。
処理対応
通信販売にはクーリング・オフ制度はありません!
返品については事業者が決めた「返品特約」に従うことになります。
「返品特約」が定められていない場合、商品を受け取った日を含めて8日以内であれば、消費者が送料を負担し返品できます。
通信販売で商品等を購入する際は、事前に「返品の可否」「返品・交換が可能な場合の条件」などを必ず確認しましょう。
なぜ通信販売はクーリング・オフできないの?
通信販売(ネットショッピング・テレビショッピングなど)は訪問販売や電話勧誘販売などのように不意打ちで行われるものではないため、クーリング・オフは適用されません。
⇒通信販売や店舗購入のように「この商品を買いたい」と自ら申込や購入するものに関しては、クーリング・オフ対象外となります。
通信販売での購入は絶対返品できないの?
通信販売の場合、返品の可否や条件についての特約がある場合、その特約内容(返品特約)に従うことになります。もし返品特約がない場合、商品を受け取った日を含めて8日以内であれば返品出来ます。ただし、商品の返品費用は消費者負担となります。
通信販売を利用する際の注意点は?
通信販売で商品を購入・注文する際は、事前に必ず「返品の可否」「返品交換が可能な場合の条件」を確認するよう心がけましょう。もし、返品特約があるのに何も確認せずに購入・注文した場合、「(返品特約に)合意している」とみなされてしまいます。
まとめ
通信販売を利用する際は、事前に必ず返品特約を確認しましょう。
特に洋服や靴等の衣料品の場合「不良品以外の返品は受付不可」と事前に返品特約に定められていた場合、「サイズが合わない」「色や素材感等イメージと違う」といった理由では返品できなくなります。
商品の購入・注文前に必ず返品特約を確認し、納得したうえで注文するよう心がけましょう。
関連リンク:クーリング・オフとは