法面緑化について

更新日2025年01月24日

筑後市クリーク対策協議会では、クリーク対策事業として、ヒメイワダレ草の植栽を推進しています。

ヒメイワダレ草を植栽した場所は、景観も良く、クリーク法面保護や草刈り作業の軽減につながっています。冬は、葉が枯れ落葉し、茎も茶褐色の枯れた状態になりますが、春になればまた緑になります。また、カーペット状に無数の白くて小さな花が、6月から9月頃まで長期間咲き、美しい景観が保てます

法面を覆うまでは、こまめに雑草を除去する必要がありますが、覆ってしまえば、根が張りしっかり法面の保護をし、危険で重労働な草刈り作業も不要になり、手入れが簡単です。

中牟田行政区の例(平成22年5月植栽)

【春から夏の状況】

白い花と緑の葉がとてもきれいです!

法面もしっかり保護し、草刈りは、侵入した雑草の抜き取り程度で、大丈夫です。

ヒメイワダレ草春の写真


【冬の状況】

冬は枯れた状態になりますが、春にはまた上の写真のようになります!

ヒメイワダレ草冬の写真



ヒメイワダレ草の特徴とメリット

ヒメイワダレ草写真

ヒメイワダレ草(学名:リッピア・カネスケンス)

クマツヅラ科の多年草

東南アジアから南米にかけての亜熱帯に自生

グランドカバープランツ(地被植物)の一種

道路・水路等の法面を始め様々な場所の緑化に適しています。

  1. 外来種ですが、種でなく、葡蔔茎(ホフクケイ)で伸びます。
  2. 草丈は5cm~7cmと短い為、草刈りの心配がありません。
  3. 繁殖力が強く、他の雑草の抑制効果があります。
  4. 6月から9月にかけて小さな花が無数に咲きます。
  5. 水中では成長しないので、水田内及び水路内への侵入が殆どありません。
  6. 赤土(ph4.5以下)等特に地力が低い土壌以外、肥料は不要です。
  7. カメムシ等害虫の寄生性が極めて低く、斑点米の発生が最小限です。
  8. 根雪日数120日でも越冬し、北陸・東北地方でも実証済みです。

筑後市内のヒメイワダレ草植栽状況

  • 平成22年度  中牟田行政区
  • 平成23年度  久保行政区、下妻行政区、常用行政区、富安行政区
  • 平成24年度  久保行政区、下富久行政区、中折地行政区、水田中行政区
  • 平成25年度  久保行政区、島田行政区、下富久行政区
  • 平成26年度  久保行政区、島田行政区、下富久行政区

上記は、筑後市クリーク対策協議会での実施行政区ですが、その他、国・県の事業や市の原材料支給により植栽をした行政区(野町行政区、井上行政区等)もあります。

 

植栽は梅雨前がオススメです!

下富久行政区の例(平成25年5月植栽)


下富久6月の写真

H25.6.18撮影

地元の皆さんで、手際良く植栽作業されました!

植栽初期は水やりが必要です。白いシートは、雑草を抑制します。隙間から生えた雑草を抜き取ります。


下富久7月の写真

H25.7.22撮影

2ヶ月でこんなに繁殖しました!

全面を覆うまでは、こまめな雑草の抜き取りが重要です。



下富久8月の写真

H25.8.29撮影

3ヶ月で全面を覆い、白い花も満開です!

ここまで覆えば、雑草も生えにくく、草刈りもかなり軽減されます。



下富久9月の写真

H25.9.26撮影

徐々に枯れてきましたが、また来春には緑の葉になります!

来年からは、手入れも簡単です!


詳しくは、筑後市クリーク対策協議会事務局(水路課)へお問い合わせください。

このページの作成担当

建設経済部 水路課 管理担当
電話 0942-65-7032
FAX 0942-54-0335 

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