季節ごとに注意するべき火災
火災の原因は電気、ガスコンロ、飛び火、放火など様々ありますが、気温や湿度などの生活環境によって火災が発生しやすくなるものがあります。ここでは各季節ごとに注意するべきポイントをご紹介します。
春は空気の乾燥と強風が発生しやすい
1年で最も火災が多いのは冬と思われがちですが、春も冬と同等かそれ以上に火災が起こりやすい季節です。春は乾いた高気圧と強い南風が吹く低気圧が交互にやってくるので、空気の乾燥が続きやすく、1年の中でも特に風が強い季節であるためです。

(注)消防庁出典「令和6年(1~12 月)における火災の状況(確定値)」から引用
新年度が始まる前に住宅防火の基本である「いのちを守る10のポイント」(出典:総務省消防庁)を見直し、不安なく新生活のスタートをきりましょう。
4つの習慣
(1)寝たばこは、絶対にしない、させない
(2)ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
(3)こんろを使うときは火のそばを離れない
(4)コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
(1)火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する
(2)火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
(3)火災の拡大を防ぐために、寝具、衣類及びカーテンは防炎品を使用する
(4)火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
(5)お年寄りや身体の不自由な人は、避難方法と避難経路を常に確保し、備えておく
(6)防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
夏はリチウムイオン電池火災が増加傾向
スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーなど、繰り返し充電して使える「リチウムイオン電池搭載製品」の事故は年々増加しており、特に春から夏にかけて気温の上昇とともに増加する傾向があります。2020年から2024年までの5年間で独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、NITE)に通知された製品事故情報では、「リチウムイオン電池搭載製品」の事故は 1860 件あり、そのうち約 85%(1860 件中 1587 件)が火災事故に発展しています。
「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐ3つのポイント
(1)正しく購入する
・連絡先が確かなメーカーや販売店から購入する
・リコール対象ではないことを確認して購入し、購入後も常に最新の情報をチェックする
・安価な「非純正バッテリー」が抱えるリスクについて理解する
(2)正しく使用する
・高温下に放置するなどして熱を与えない
・強い衝撃を与えない
(3)正しく対処する
・充電・使用時は時々様子を見て、異常を感じたらすぐに充電・使用を中止する。
・万が一発火した場合は大量の水で消火し、可能な限り水没させた状態で、119番通報する。
引用元:『夏バテ(夏のバッテリー)』にご用心(NITEのホームページへ遷移します)
参考動画:モバイルバッテリーを高温下に放置すると…(NITEのホームページへ遷移します)
モバイルバッテリーが異常・発火時はどうする?(NITEのホームページへ遷移します)
秋は麦わら焼きの飛び火に注意
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では原則、野焼きは禁止されていますが、「農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却」(以下、麦わら焼き)は例外的に認められています。しかしながら、特に麦わら焼きの件数が多くなる秋は、少しの不注意で意図に反して炎が延焼拡大し、火災へと発展しがちです。
行為者は以下のことを守り、麦わら焼きによる火災を防止しましょう。
(1)風の強い日や空気が乾燥している日に麦わら焼きを行わない
(2)必ず消火準備をする
(3)麦わら焼き中にその場を離れない
(4)帰宅前に必ず火が消えていることを確認する
詳細はこちら:総務省消防庁 林野火災に注意 (PDF形式:1070KB)
(注)野焼きに関する詳細はこちら:筑後市役所 市民生活部 かんきょう課 リサイクル推進担当
冬は暖房器具取り扱いの再確認を
暖房器具の種類は様々ですが、取扱いを誤ると大きな事故につながります。特にコンセントに繋げばすぐ使用できる電気ストーブは、暖房器具火災の約7割を占めるといわれています。
暖房器具火災の主な要因
(1)暖房器具の近くで洗濯物を干す
ストーブ上に衣類が落下して発火したり、距離が近いことで輻射熱で発火するケースがあります。特にファンヒーターは風量や風向きによっては思わぬところまで熱が届くため、注意が必要です。
(2)ストーブの前に物を置いて使用する
衣類や布団などの燃えやすいものに直接触れたり、輻射熱で発火するケースがあります。小さなお子様のいるご家庭では、お子様のおもちゃなどもご注意ください。
(3)コードの損傷、折れ曲がり、劣化
コードを踏んだり、家具の下敷きにしたりすると内部が断線し、そこから火花が出ることがあります。古い製品ほど絶縁が弱っているため注意が必要です。
参考動画:製品による建物火災の要因トップ3(NITEのホームページへ遷移します)
暖房器具火災を防ぐためのポイント
(1)必ず取扱説明書を読むこと
器具の性能は様々なので、ご利用の製品取扱説明書を熟読しましよう。また、最低でも製品から1mは燃えやすいものを置かないようにしましょう。
(2)外出・就寝前には電源を切る
タイマーがあっても過信せず、必ず自分の手で切る習慣をつけましょう。
(3)清掃と定期点検を行うこと
コードの変形・断線が無いかを定期的に確認しましょう。また、主要家電には寿命があります。外観に異常がなくても、目で見えない部分の劣化が進んでいる場合があるので、耐用年数を過ぎた製品は買い替えの検討をお願いします。
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消防本部 予防課 予防担当
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