シリーズ いま人権・同和教育は
12 月 4 日~10 日は 人権週間
人権週間
基本的人権と自由を尊重し確保するために、昭和23 年(1948 年)12 月10日の第 3 回国連総会において採択された「世界人権宣言」は、今年で採択 76 周年を迎えます。
この世界人権宣言採択を記念し、国際連合は採択日の 12 月10 日を「人権デー」としました。また、国は毎年 12 月 4 日~ 10 日を「人権週間」と定め、「世界人権宣言」の意義を訴える各種啓発活動を全国で取り組んでいます。
市や県は「人権週間」の前後に、社会全体で「人権尊重のまちづくり」を築いていくために講演会などを行います。皆さんも人権の意味や大切さについて、もう一度考えてみませんか。
多様性を受け入れる
多様性社会とは、異なる背景や特性を持つ人々が互いの違いを尊重し合う社会のことです。具体的には、年齢や性別、国籍、文化、宗教、性的思考、障がいの有無など、さまざまな違いを持つ人々が共存し、互いの個性や価値観を認め合うことを目指します。
そのためには、まず「多様性を受け入れる」ことが重要です。多様性を受け入れるということは、単に多数派が少数派を受け入れるという構造だけではありません。自分にも何か人と異なることがあること、誰もが「受け入れられる側」でもあることを自覚することが、本当の意味での多様性への理解です。特定の少数派の人々に対して線を引くことなく、互いが互いを受け入れあっていく状態を目指すことが大切です。
【参考】株式会社ソフィア「多様性を受け入れる」ために重要なことは?多様な時代に生きるうえでのコミュニケーションとは(https://www.sofia-inc.com/blog/15328.html)
人権を考える市民のつどい
【とき】12 月 7 日(土)14:00 ~ 16:00
【ところ】サザンクス筑後(小ホール)
【内容】講演会「多様性社会~だれもが自分らしく生きるために~」
【講師】アン・ クレシーニさん(北九州市立大学基盤教育センターひびきの分室准教授)
【入場料】無料
【託児】あり(無料。未就学児。12 月 2 日(月)までに要予約)
【問合せ】人権・同和教育課(☎ 65-7039)
※申し込み不要。手話通訳あり。
▲アン・クレシーニさん
詳しくはこちらをご覧ください▶ (PDF形式:352KB)
人権週間講演会
【とき】12 月 7 日(土)12:55 開会
【ところ】クローバープラザ(春日市原町)
【内容】講演会「人権ってなあに?-いまさら聞けない基礎から現在地まで-」
【講師】谷口真由美さん(法学者)
【入場料】無料
【託児】あり(無料。未就学児。要予約)
【問合せ】(公財)県人権啓発情報センター(☎ 092-584-1271)
※申し込み不要。手話通訳あり。