毛のない野生動物(タヌキ)にご注意ください
更新日 2024年10月24日
毛の抜けたタヌキは疥癬症に感染している疑いがあります
毛の抜けたタヌキは疥癬症(かいせんしょう)に感染しており、数週間ほどで衰弱し死んでしまう場合が多いですが、周りにえさがあると延命し、住宅地等を徘徊します。疥癬症のタヌキは免疫力が落ち、さまざまな病原体に感染しているおそれもあります。
また、ペット等も疥癬症に感染しているタヌキとの接触によって疥癬症に感染する恐れがありますので、十分注意してください。ペットのえさ等が放置されていると、タヌキが寄り付きやすくなりますので、速やかに片付けましょう。
疥癬症(かいせんしょう)とは

- ヒゼンダニという動物の皮膚に住み着く小さなダニによって皮膚病がおこる病気です。
- 疥癬症に感染したタヌキは毛が抜け落ち、象のような皮膚になり、衰弱して死亡します。
- 感染した動物との接触や、感染した動物と行動圏が重なることで、病気に感染します。
- ヒゼンダニによる皮膚病は人のほか、犬・猫などにも感染する場合もあります。
- ヒゼンダニは乾燥に弱く、皮膚から離れると2〜3時間程で死にます。
疥癬症のタヌキを目撃したら
- エサをあげないでください。タヌキが延命し、他の動物に感染が広がることになります。また、タヌキに限らず、野生生物に餌付けしたり、安易に接触することは控えてください。
- 道路上でタヌキが死んでいる場合は、市へ連絡をお願いします。
- 自宅敷地内で死んでいる場合は、ご自身で対応していただくことになります。
なお、市ではタヌキの駆除や保護は行っていません。(原則として、野生生物の自然界での出来事には干渉できません。)
また、鳥獣保護管理法の規定により、タヌキをむやみに捕獲することはできません。
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市民生活部 かんきょう課 温暖化防止担当
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