【9月中旬】竈門神社千燈明祭
千年の歴史をもつ神社で開催される伝統行事
紫式部が源氏物語を一條天皇に献上した寛弘8年(西暦1008年)のこと。溝口竈門神社はそのわずか5年後、長和3年(西暦1014年)に大宰府の宝満山から勧請を受けた、千年の歴史を持つ神社です。
溝口竈門神社千燈明祭は、筑後市指定文化財です。かつては、水田天満宮と八女市の酒井田のものと筑後三大千燈明祭のひとつとして盛大に賑わっていました。
祭りは享保17年(西暦1732年)に起きた全国的な凶作と流行病が蔓延した際、これらの災いを取り除くため、神前に燈明を掲げ、五穀豊穣と疫病退散を祈願したことが発祥とされています。
氏子の男衆が神社の南に西流する矢部川を3往復して身を清める禊を行ったあと、溝口城に模して組み立てられた櫓に取り付けられた燈明に点灯していきます。灯明の灯りが風を受け静かに揺らぐ幻想的な空間をぜひご覧ください。
日時:9月敬老の日の前日(土曜日) 18時30分〜
場所:竈門神社(筑後市大字溝口の竈門神社境内)