【10月25日】水田天満宮稚児風流

更新日 2025年02月12日

室町時代に始まった天下泰平・五穀豊穣を祈る伝統行事

天下泰平・五穀豊穣を祈る、 室町時代に始まったと言われる伝統行事で、水田天満宮神幸祭に毎年奉納されており、県の無形民俗文化財に指定されています。


別名「ドイカンカン(地元では「ドンキャンキャン」と発音」とも言われ、「ハーエンヤアイ、ヤーアイ」(栄えあれの意)の掛け声をあげながら天満宮周辺を歩きます。「ハーエンヤーアイ」は言語学的には室町時代の余韻があり、これをもって室町期が創期と言われています。


先頭の鼓は4、5歳児で4名、続く鉦が6~8歳児で4名、小太鼓が9、10歳児で4名、大太鼓が11歳児で2名、道(みち)風流(ぶりゅう)が小学校6年生で2名、と楽器で年齢や人数が決まっており、一度鼓で参加したら道風流まで抜けることはできず、鼓の希望者が多い時のみくじ引きで決めます。舞いには歩きながら打つ「道風流」、あらかじめ定められた数ヶ所の家や境内で打つ「本風流(ほんぶりゅう)」、神前で奉納される「おがみばち」があります。


稚児風流は、神幸祭に奉納する前に町内をねり周り、幽界の神遊びの幻像を示現した舞楽により、祭りの前触れの役を果たす一方、天下泰平、五穀豊穣の秋を祝う民衆の喜びを表すものです。


日時:10月25日 9時出発

場所:水田天満宮(筑後市大字水田56)


稚児風流の写真

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