ジェネリック医薬品の使用推進にご協力を
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(医薬品メーカーが初めて作る薬のことで、先発医薬品ともいいます)の特許期間終了後に、有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同じものとして新たに申請され、厚生労働省の承認を得て、製造・販売される医薬品のことです。特許期間が経過した後に製造されるため、研究開発の費用を抑えることができ、価格が安くなります。
(厚生労働省)どうやってつくってるの?ジェネリック医薬品(外部リンク)
ジェネリック医薬品を取り巻く情勢
国や県では、ジェネリック医薬品が患者の治療費負担を軽減し、健康保険財政改善を図るのに有効な手段として、ジェネリック医薬品の使用を推進しています。(国は2023年度末までに全都道府県で80%以上の普及を目標としています。)筑後市でも、医療の安全に関わることから、医師会等と十分に協議をしながら、ジェネリック医薬品の使用を推進しています。
現在、製薬メーカーの一部出荷停止などにより、全国的に供給不足となっています。薬の種類によっては、ジェネリック医薬品への切替えができない場合もありますので、詳しくはかかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
使用推進に向けた取り組み
筑後市では、ジェネリック医薬品の使用を推進する取り組みとして、次の施策を行っています。
・ジェネリック医薬品希望意思表示付きカードケースの配布
新たに国民健康保険に加入される方や既に加入していて希望される方にジェネリック医薬品希望意思表示付きカードケースを配布しています。医療機関を受診される際に、このカードケースを提示して、ジェネリック医薬品を希望する旨を伝えてください。
ジェネリック医薬品希望意思表示付きカードケース(裏面) (PDF形式:110KB)
・普及促進差額通知書の送付
通知内容:薬をジェネリック医薬品へ切替えることで軽減できる薬代の割合を記載
(注)1つの新薬にジェネリック医薬品は複数存在するので、軽減には幅があります。
通知対象者:3ヶ月前の薬をジェネリック医薬品に切替えることで薬代の軽減が見込まれる方
⇒通知内容は、ジェネリック医薬品を使用される際の1つの目安として参考にしてください。
まずは医師や薬剤師に相談を
ジェネリック医薬品は、すべての新薬に対して存在するわけではありません。また、治療のためには選択できない場合もあります。ジェネリック医薬品を希望される場合は、かかりつけの医師や薬剤師に必ずご相談ください。
処方箋を確認しましょう
処方箋とは、医師が患者の薬の処方を記載した書類です。処方箋の中の「後発医薬品への変更不可」の欄に医師の署名または記名・押印がなければ、薬局で新薬かジェネリック医薬品のどちらかを選ぶことができます。
【医薬品の「一般名」とは?】
薬には、2つの名前があります。1つは製薬会社がつける「商品名」で、もう1つは薬の「成分名」です。この成分名のことを「一般名」といいます。一般名で書かれた処方箋(一般名処方箋といいます。)は、成分のみの記載となるため、薬局では新薬とジェネリック医薬品を選択することができます。