住宅用火災警報器を設置しましょう
住宅用火災警報器って何?
火災が発生したとき、目で煙や炎を見たり、鼻で焦げ臭いニオイを感じたり、耳でパチパチという音を感じたり・・・と五感によって気づくことがほとんどだと思います。しかし、それだけでは就寝中や仕切られた部屋などで作業をしている時などには、気づくのが遅れてしまいます。
そこで、家庭内での火災の発生をいち早く感知し、知らせてくれるのが住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、音や音声により警報を発して火災の発生を知らせてくれる機器です。
住宅用火災警報器の設置場所は?
住宅用火災警報器は、基本的には寝室と寝室がある階の階段上部に設置することが必要です。
住宅用火災警報器ってどこで買えるの?
お近くのホームセンターや電器店などで購入できます。取り扱いの有無に関しては、各事業所にお問い合わせください。
何で寝室に設置する必要があるの?
お近くのホーム近年の住宅火災による死者(放火自殺等を除く)の発生状況を経過別に見ると、逃げ遅れが最も多く、全体の約6割を占めています。
また、死者の発生状況を時間帯別にみると、火災件数は起きている時間帯が多い一方で、火災死者数は就寝時間帯の方が多くなっています。つまり、就寝時間帯が、昼間に比べて人命の観点で危険性が高いと言えるのです。
このため、必要最小限で効果の高いと考えられる場所として、寝室に設置することとされました。
どのくらい効果があるの?
令和2年から令和4年までの3年間における失火を原因とした住宅火災について、火災報告を基に、住宅用火災警報器の設置効果を分析した結果、以下のような結果が出ています。
住宅火災100件あたりの死者数
焼損額 焼損床面積
住宅用火災警報器を設置することで、火災発生時の死亡リスクや損失の拡大リスクが大幅に減少します。
引用:消防庁予防課「住宅火災警報器Q&A」