火じのおそろしさ
みなさんは火じのおそろしさを知っていますか?
火じは家などの大切な財産(ざいさん)を、「アッ」という間にうばってしまいます。大切な物だけではなく、大切な命(いのち)までもうばってしまう、とてもとてもおそろしいものです。ふつうの木造(もくぞう)の建物(たてもの)はだいたい20分くらいでもえつきます。ですから、みなさんも火じには十分注意(ちゅうい)して、ぜったいに火遊び(ひあそび)などしないようにしましょうね。
もし火事になったら
(1) はやく知らせる・・・・・・
まず、「119」番へ電話します。おちついてはっきりと場所(ばしょ)と目標(もくひょう)となる建物(たてもの)を言います。大きな声で近所(きんじょ)の人に知らせましょう。
(2) はやく消す・・・・・・
消火器(しょうかき)やバケツの水で、火が小さいうちに消(け)しましょう。
火が天井(てんじょう)にとどいたら、消火器(しょうかき)で消(け)せないので、すぐににげましょう。
消火器(しょうかき)の使い方
消火器(しょうかき)をもえているところの2~3m手前まではこびます。
それから
(1)ピンをぬく。
(2)ホースをもち、ホースのさきをもえているところへむける。
(3)レバーをつよくにぎる。
(3) はやくにげて、消火(しょうか)のじゃまをしない・・・・
火が大きくなったら、すぐににげましょう。
また、火を消している消防隊(しょうぼうたい)や消防車(しょうぼうしゃ)の近くはあぶないので、近づかないようにします。
火じから命(いのち)を守る(まもる)ために!
- ぜったいに持ち物(もちもの)をとりにもどらない。
- ぬれタオルやぬれハンカチなどを口と鼻(はな)にあてる。
- 床(ゆか)や階段(かいだん)ははうように、姿勢(しせい)をひくくしてにげる。
【火じでおそろしいのはけむりです。けむりの中にはゆうどくガスがいっぱいあり、このガスでたくさんの人がなくなっています。】 - 二つ以上(いじょう)のにげ道をきめておく
【火じのときは、いつもつかっている廊下(ろうか)や階段(かいだん)がけむりでいっぱいでつかえないこともあります。】