トキソプラズマについて
先天性トキソプラズマ症とは
トキソプラズマは動物の肉や感染したばかりのネコの糞や土の中などにいる、ごくありきたりの単細胞生物です。 細胞より小さく、目には見えません。
日本では大人になってから感染率が高くなる傾向にありますが、それでも抗体を持つ人は多くはありません。 感染しても健康な人にはほとんど影響はないのですが、妊婦が初めて感染した場合は、胎児にも感染が及ぶことがあるので注意が必要です。
感染した胎児には障害が生じる可能性がありますが、症状も障害の重さも様々です。 流産・死産、脳や眼などの重篤な障害が出る場合もあれば、何も症状が出ないこともありますし、出生時に問題がなくても成長するにつれて視力障害や発達障害などが判明する場合もあります。 特に重要なものは網脈絡膜炎による視力障害です。
トキソプラズマ初感染予防のために
トキソプラズマについて、また、妊娠中の初感染により胎児に影響が出ることについて認識されていない方が多い状況にあります。
妊娠前ないし妊娠が診断されたら、早期に下記のような感染予防に気をつけてください。