ヤングケアラーを知っていますか
ヤングケアラーとは
本来大人が担うような家事や家族の介護、きょうだいの世話を日常的に行っている18歳未満の子どものことをいいます。
こども家庭庁特設サイト「家族のケアを こどもがしている。ヤングケアラーを知っていますか?」はこちらから(外部リンク)
なぜ支援が必要なのか
ヤングケアラーは家事や家族の世話を日常的に行うことで、◎学校で遅刻や欠席が多い◎友達と遊べない
◎クラブ活動ができない◎宿題や勉強をする時間がないといった状況が続くことで、学習面の遅れや友人関係をうまく築けないなど、自らの育ちや教育、将来への影響が心配されます。
ヤングケアラーの実態
令和2年度に国が、初の実態調査を行いました。この調査によると、中高生のおよそ20人に1人がヤングケアラーであり、世話に費やす時間は1日平均約4時間といった結果が出ました。
ヤングケアラーへの支援
ヤングケアラーの問題については社会的な認知度が低く、子ども自身や周りの大人もその存在に気付かないことが多いのが現状です。まずは、多くの人がヤングケアラーについて知ることが、支援につながるためには重要です。また、ヤングケアラーの子ども達やその家族は、家庭内のことに外部の人から介入されることに抵抗感を感じたり、ケアを受けている家族を悪者にしたくないといった理由で周囲に支援を求めない場合があります。
また、家族のケアをすることにやりがいを感じている子ども達もいるため、ケアから開放されたことで罪悪感や喪失感を感じる可能性があることなどメンタル面への配慮も必要です。ケアを担っていることを否定したり、過度に評価したりせず、子ども達の気持ちに寄り添った支援が必要となります。
相談先
◎学校の先生 ◎スクールカウンセラー ◎スクールソーシャルワーカー
◎筑後市家庭児童相談室(0942−65−7018)平日8:30~17:15
◎24時間子供SOSダイヤル
→(0120−0−78310) 24時間受付※通話料無料