筑後市の伝統行事
石人まつり
【日時】4月第1日曜日
【場所】石人山古墳(筑後市大字一条)
【内容】古代人をしのぶ桜祭りで、満開の桜の元、野点やバザーなどが催されています。
【指定】石人山古墳(国指定文化財:史跡)
日源上人例祭
【日時】4月13日
【場所】福王寺(筑後市大字溝口)
【内容】今から約400年前の文禄4年(1598年)、九州で初めて溝口地区に製紙業(筑後手すき和紙)を伝えた日源上人をしのぶお祭りです。
山梔窩祭
【日時】5月17日
【場所】山梔窩(筑後市大字水田)
【内容】幕末の勤皇志士、真木和泉守保臣(久留米水天宮の神官)の遺徳をしのぶお祭りです。5月17日は真木和泉守が水田村に来た日で、その日を記念して山梔窩保存会が行っています。地元小学生(水田小)による説明や園児(水田幼児園)の「真木和泉守の歌」などが披露されています。
【指定】山梔窩(県指定文化財:史跡)
絣の里巡りin筑後
【日時】5月中旬
【場所】筑後市北部一帯の絣工房とその周辺
【内容】久留米絣の工房を一般公開し、絣製品や地場産品の販売、絣の手織りなどを体験することができます。
【指定】久留米絣(国指定文化財:重要無形文化財)
蕉窓忌
【日時】6月10日
【場所】光讃寺(筑後市大字溝口)
【内容】自由民権の祖、古松簡二、横枕覚助を偲ぶ会が行われています。
久富の盆綱曳き行事
【日時】8月14日
【場所】熊野神社(筑後市大字久富)
【内容】この行事は、久富区熊野神社に伝わるもので約400年の伝統があり、生前の悪事の報いで地獄に落ちた亡者を盆の間だけでも釜から引き揚げて供養するという施餓鬼行事の一種です。小学生が水に溶かした煙突のススで全身を真っ黒に塗り、頭には鬼を模した荒縄の角、腰にはワラで作ったしめ縄を巻いて黒鬼になり、菰とワラで編んだ大綱(長さ20m、直径30cm)を持って「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で地区内を駆け回ります。
【指定】久富の盆綱曳き行事(県指定文化財:無形民俗文化財)
水田天満宮の千灯明
【日時】8月25日
【場所】水田天満宮(筑後市大字水田)
【内容】8月25日に氏子が奉納するもので、楼門や鳥居形の櫓に帆立貝の殻でできた灯明を照らします。
【指定】水田天満宮の千灯明(県指定文化財:無形民俗文化財)
竈門神社千燈明
【日時】敬老の日の前々日
【場所】竈門神社(筑後市大字溝口)
【内容】千燈明祭は江戸時代から伝わり、五穀豊穣と疫病退散を祈るもので筑後三大千燈明祭のひとつとして行われています。城を形作って組まれた櫓の上で点火し、秋の夜に不夜城を描き出します。
【指定】竈門神社の千燈明(市指定文化財:無形民俗文化財)
大正院祭
【日時】10月8日
【場所】常用区納骨堂(筑後市大字常用)
【内容】筑後い草の栽培方法を伝えた旅の僧「大正院」の遺徳をしのぶお祭りです。
益田素平翁顕彰会
【日時】10月17日
【場所】JA筑後(筑後市大字下北島)
【内容】稲作に被害を与えていた「三化めい虫」の生態を研究し、駆除法(誘蛾燈、稲株切り)を発見した益田素平翁の功績をたたえ、亡くなった10月17日に遺徳をしのんでいます。
水田天満宮の稚児風流
【日時】10月25日
【場所】水田天満宮(筑後市大字水田)
【内容】神幸祭に奉納される行事で、神輿の渡御前には町内をねり回り、幽界の神遊びの幻像をこの世に示現した舞楽により、祭りの前ぶれの役を果たし、神輿に供奉して御神慮をなぐさめます。また、天下泰平・五穀豊穣の秋を祝う民衆の喜びとみられます。
【指定】稚児風流(県指定文化財:無形民俗文化財)
竈門神社のキセル祭
【日時】12月13日
【場所】竈門神社(筑後市大字溝口)
【内容】戦国武将の溝口氏が合戦に敗れ、正重が落ちのびる途中に竹筒をキセル代わりにしてたばこを吸ったという故事にならうもので竹筒でたばこを吸うお祭りです。
鬼の修正会・追儺祭
【日時】正月三賀日を除いた第1土曜日
【場所】熊野神社(筑後市大字熊野)
【内容】古い伝統をもつ別名「鬼夜祭」とも呼ばれます。長さ13m、直径1m、重さ500kgの大タイマツを3本準備し、午後10時に真っ暗闇となった境内で古式に従って小タイマツから大タイマツに点火、それをさらしの服巻姿の若者300人が真っ赤に燃えた3本のタイマツを刈又(長さ5mの棒)で支え、綱で引き回し「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で社殿を3周し、鬼を追い払って無病息災と豊作を祈願します。