令和7年11月
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小学生の部中学生の部▪私にできることは原田楚々さん(西牟田小5年生)社会教育課(☎7056)▪温故知新下川莉央さん(羽犬塚中1年生)中学生を対象に平和に関する作文を募集したところ、914作品の応募がありました。その中から最優秀作品を紹介します。(原文のとおり掲載)た。その番組の内容は、戦争、災害などの今世界でたくさん起きている問題についてでした。テレビの話を聞いていると、親を亡くし一人で生きるためにはたらいている子どもや、おもい病気にかかっているのに、病院やお金がなく、ちゃんとしたちりょうが受けられない赤ちゃん、戦争、ふん争、災害などのひがいで学校がこわれ、勉強ができない子どもなどが世界中にたくさんいるという話を聞きました。私と同じとしぐらいの人も、そのひがいにたくさんあっているということも知りました。市平和事業実行委員会が、市内の小この前、テレビの特別番組を見まし私は、平和とは「安心してすごせること」だと思っています。朝、目が覚めると家族の声が聞こえ、おなかいっぱいご飯を朝ごはんを食べて、学校に行き、勉強をし、友達と楽しく遊ぶ、といった私たちにはあたりまえの一日が、本当はとても大切だということに気が付きました。ニュースでは、事件、暴力、戦争などのようなおそろしいことが毎日伝えられています。ご飯が食べられない、安心してすごせない、家族とはなればなれになってしまうということもたくさんあります。そのことについて私はたえられないと思うのと同時に、世界にはこのような経験をしている人がたくさんいるので、そのことを思うとむねが苦しくなりました。平和を守るためには、人を思いやること、話し合って分かり合おうとすること、全員の意見をそんちょうし合うことなどを、一人一人が大切にしていくとよいのかなと思いました。私は、平和を守るために、人の気持ちを考えて行動したり、こまっていること、なやんでいる人のことを助けるなどの行動をし、少しでも平和を守れるようなことをこれからしていこうと思います。 これから私は、平和な世界に一歩でも近づけるために、自分にできることを考え、それを自分から進んでやっていこうと思います。 「戦争のない平和な世界にしたい。」誰もが一度はそう思ったことがあるはずだ。だが、現状はどうだろうか。ロシアのウクライナ侵攻は始まりから三年が経った。パレスチナ・イスラエル戦争も開始から二年が経とうとしている。これ以外にもたくさんの戦争や紛争、内戦が行われている。これが世界の現状だ。 日本もかつて、戦争をしていた。そして、今年戦後八十周年をむかえた。八十周年をむかえ、被爆者の平均年齢は八十六歳になった。被爆者の方々の高齢化も進み、私達たの世代が被爆者の話を聞ける最後の世代ともいわれている。この話を聞き、私たちはどう行動したらよいのだろうか。今年の平和学習では、高校生平和大使の方が来てくださった。世界には今すぐに落とせる原子爆弾が約一万発ある。この言葉に私はとてもおどろいた。二発で約二十一万人が亡くなっている。一万発となるとその五千倍、約十億人が亡くなると予想できる。とんでもない人数だ。だが、私たちに何ができるのだろう。考える、想おうだけで終わってはいけない。まずは知ること。戦争や平和について正しく学ばなくてはならない。次に行動すること。小さなことでもいいから行動してみる。高校生平和大使のしょ名活動なら私たちにもできるはずだ。私は、戦争と平和の間にはうすいガラスが一枚しかないと思う。いつ割れてもおかしくないガラス。なくなって初めて、平和の大切さ、尊さを知るガラス。それが割れてこそ、気づくこと、ものがあるかもしれない。でも、割れない方がいい。戦争はあってはならないもので、ずっと平和な方が幸せだから。だからこそ、「知る・学ぶ」「行動する」を大事にしたい。たった一枚のガラスを割らないようにするため。あの平和学習の日、高校生平和大使の方が言っていた、「ビリョクだけど、ムリョクじゃない。」の言葉を胸に、生きていきたい。広報ちくご 令和7年11月号10         も  ち子子どどももたたちちかかららのの市役所からのお知らせ「「平平和和ののメメッッセセーージジ」問」

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