▪戦争と本当の平和小川純澪さん(古島小6年生)【問合せ】社会教育課(☎7056)▪平和と学び井上和祢さん(筑後中2年生)中学生を対象に平和に関する作文を募集したところ、792作品の応募がありました。その中から最優秀作品を紹介します。(原文のとおり掲載)争が起きています。でも、日本は戦争をしていません。では、日本は平和なのでしょうか。私は、平和とは何かが気になりました。みると、「あらそいごとがなく、おだやかなこと」「戦争がなくて世の中がよくおさまっていること」と書いてありました。ということは、戦争がある今の世界は平和ではありません。では、戦争がなければ、世界中の人々は本当に幸せなのでしょうか。本当に世界から爆弾や核兵器がなくなり、人が戦争で死ななければ平和なのでしょうか。市平和事業実行委員会が、市内の小今、世界では、たくさんの紛争や戦国語辞典で「平和」の意味を調べて目を閉じて考えてください。あなたは戦争が絶えない国に住んでいる人だと考えます。あなたの目に映るのは爆弾が爆発する様子、ミサイルが落ちてくる様子、建物が崩れていく様子です。防空壕ごで戦争が終わるのをただじっと待つのです。なぜ、こんなことになってしまったのでしょう。それは、紛争、民族同士の戦い、宗教など様さ々ざな理由があると思います。だけど、自分の考えを無理やり押し通すために爆弾を落とし、建物を壊し、人を殺すのはどんな理由があっても絶対にだめだと思います。まずは、話し合うことが大切だと思います。話し合いができないことを諦めずに、自分にできることを少しずつやっていくという事がとても大切だと思います。辞書で調べたように、争い事がないわけではありません。私は、週に一回は弟とケンカをしてしまうし、なにかの言い合いになったりします。でも、自分はとても幸せだと思います。学校や好きなところに行かせてもらっているし、美お味いしいご飯も食べることができるからです。ケンカもするけれど、その次の日にはすっかり忘れているし、仲直りしています。ケンカしているときにあった心のトゲも結局なくなっています。いつの間にかどうでもいいようなことで家族みんなで笑っています。だから、悪かったことをちゃんと認めて、反省して、楽しく笑って毎日を過ごすのが結局一番幸せなのだと思います。 世界中の人々の願いが全て思い通りになって毎日を幸せに過ごすのは難しいと思います。でも、心の中のトゲを作らないように、周りの人を思いやり話し合うことを大切にすれば、世界中の人々は幸せで楽しく過ごせるのだと思います。 「戦争のない平和な世の中にしたい。」誰もがそう願っているはずだ。口で言うのは簡単だが実際に実行するのは難しい。では、今私たちにできることは何だろうか。 私は「学ぶこと」だと思う。なぜなら、戦争の悲惨さ、戦争を経験した方かの思いを学び、知れば二度と戦争はできないと考えたからだ。私たち中学生は、修学旅行などで戦争を経験した方からの話を聞いたことがあると思う。それはとても貴重な学びだ。しかし戦争を経験した世代の平均年齢は八十一歳と高齢化している。戦争の悲惨さを語り継ぐことができる人が減っていく中で絶やすことなく戦争の悲惨さを語り継がなければならないのだ。つまり次は私たちの番ということである。みなさんは沖縄でガマが荒らされたという件が起きたのは知っているだろうか。その荒らされたガマには、たくさんの人が集団自決をしたという歴史がある。このような悲惨な歴史を知っていたらガマを荒らせるだろうか。私はこの事件は無知が引き起こしたものだと考える。もし日本がこのように戦争を知らない人だらけになったら。無知ほど恐ろしいものはないだろう。ありがたいことに私たちは、小学生の頃から人権学習や平和学習などの時間が設けられている。だがその度に「だるい。」「めんどくさい。」などの言葉を耳にする。私はその言葉に疑問を抱いた。正しい知識を得られることはありがたいことなのに。かつて日本は軍国主義教育を行っていたと知った。それは、子どもを戦争の道具に仕立て上げようとする教育だ。国のために死ぬのは素晴らしいこととされていたのだ。やはり教育がもたらす影響は大きい。これまでのことをふまえて私は、戦争についてもっと学びたいと思った。大好きな家族に友達に戦争なんかで死んでほしくないから。私はこれからも学び続ける。そして、自分の子に、孫に語り継いでいきたい。小学生の部中学生の部広報ちくご 令和6年11月号12 ままう た 市役所からのお知らせ子子どどももたたちちかかららのの「「平平和和ののメメッッセセーージジ」」
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