筑後市を含む全国の地方都市では、市街地の拡散による都市の活力低下や人口減少・少子高齢化や自然災害への対応などが都市計画の大きな課題になっています。このような中、都市の活力を維持し良好な住環境を保つためには、日常生活に必要なサービスや行政窓口が身近に存在し、公共交通により容易にアクセスすることができる「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の考え方が重要です。現在、筑後市の人口は、少しずつ増えていますが、今後は減少に転じるとともに少子高齢化の進行が予測されています。人口が減少していくことで、住居や店舗などの生活利便施設が拡散した市街地のままでは、空き家・空き地の増加、JR ・路線バスなどの公共交通網の縮小・撤退、まちのにぎわいの消失、暮らしを支える店舗などの生活利便施設の減少、税収の減少など、市民の日常生活にさまざまな影響を及ぼすことが懸念されます。市は、都市計画に関するさまざまな お 課題に対応し、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの都市構造を構築するため、昨年3月に「筑後市立地適正化計画」、今年3月に「筑後市都市計画マスタープラン」と「筑後市地域公共交通計画」を策定しました。 これらの計画をまちづくりの基本に据え、今後、公共交通の推進や防災まちづくり、用途地域指定の検討など計画的な土地利用を図りながら、「持続可能なまちづくり」に取り組みます。 都市計画マスタープランとは、概おむねる基本的な方針」を示したもので、市は活力ある都市づくりを進めていくために、平成20年7月に「筑後市都市計画マスタープラン」を策定しました。策定後13年が経過し、都市環境や社会情勢の変化を踏まえつつ、上位関連計画との整合を図るため、今年3月に「筑後市都市計画マスタープラン」を改定しました。はこちら▼ 地域公共交通計画とは、地域にとって望ましい移動サービスの姿を明らかにする「マスタープラン」としての役割を果たすものです。近年、バスをはじめとする公共交通サービスの需要の縮小や経営の悪化、運転者不足の深刻化などにより、地域の公共交通の維持・確保が厳しくなっています。さらに、高齢者の運転免許証の返納が年々増加するなど、移動手段を確保することがますます重要な課題になっています。そのため、高齢者や子育て世代にとっても、安全で安心して生活することができる快適な移動環境を実現させ、持続可能な地域公共交通の実現を図るため、今年3月に「筑後市地域公共交通計画」を策定しました。はこちら▼コンパクトシティ・プラス・ネットワーク持続可能なまちづくりへ都市計画マスタープランの改定都市計画マスタープラン地域公共交通計画の策定地域公共交通計画筑市役所からのお知らせ20年後を目標にした「都市計画に関す【問合せ】都市対策課(☎48-1969) 市は、少子高齢化の進行に対応するため、「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の考え方の下、持続可能なまちづくりに取り組んでいます。 今回からシリーズで、この取り組みについて紹介していきます。 第1回目「筑後市の現状、これまでの取り組み」都市対策課長が説明します!都市対策課長が説明します!広報ちくご 令和4年4月号6持続可能なまちづくりシリーズシリーズ~コンパクトシティ・プラス・ネットワーク~
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