地域学校協働活動事業とは、地域住民と学校が共に子どもの学びや成長を支える活動のことです。学校の授業や放課後、土・日曜日などに地域住民が講師や補助者として子どもの教育に関わっていて、国は令和4年度までに全国の小中学校区で同事業の導入をめざしています。市では、松原小、水田小、古川小、下妻小、筑後小、西牟田小、古島小、二川小の8校が取り組んでいます。これまでに放課後の補充学習、郷土を知る学習、米づくり、習字・ミシン・調理・合唱の指導や補助、登下校の見守り、華道・茶道・凧たあげの体験など、多彩な事業を実施してきました。これらの活動は、地域と学校をつなぐコーディネーターが学校と協議し、その内容に適した人材を学校に紹介する形で行われています。この事業は、地域住民が学校を支援筑 こ するだけでなく、子どもや教職員が地域と関わる機会にもなります。そのため、国ではこの事業を「学校を核とした地域づくり」と位置付け、少子高齢化が進む地域を活性化させる有効な手段と捉えています。一緒に活動することで、子どもとの絆が深まるだけでなく、大人同士にも交流が生まれます。それが地域への関心を高め、地域づくりに協力してみようという気持ちになることが期待できます。 また、子どもが地域事業などへ参加することで、「自分は地域の一員である」という自覚が芽生え、将来の地域を担う人材としての成長につながっていきます。 12月9日、下妻小学校体育館で合唱の練習が行われました。 子どもたちはマスクを着用したままとは思えないほど、のびやかで透明感のある声を響かせ、一語一語を大切に発声していました。歌に合わせてリズムをとる姿からは、楽しさと歌う喜びが溢れていました。教職員も子どもに声を掛けたり、一緒にスイングしたりと、体育館内は温かい一体感に満ちていました。 講師の西岡めぐみさんは「下妻小学校における全児童の合唱は素晴らしい伝統です」と言います。子どもたちが、楽しく、そして気持ちよく歌うことを通して、達成感を得ることができるような指導を心掛けています。地域には、「自分の知識や経験を活いかしたい」・「地域内で交流がしたい」・「子どもの成長に関わりたい」などの思いを持っている人がいます。そうした人たちの思いは、学校との積極的な関わりで実現することができます。市は、これからも地域学校協働活動事業を拡充し、「学校を核とした地域づくり」を進めていきます。広報ちくご 令和4年2月号12地地域域づづくくりりににつつななががるる事事業業地地域域へへのの思思いいをを形形ににききららめめくく6565人人のの歌歌声声地地域域学学校校協協働働活活動動事事業業ととはは~地域学校協働活動事業を通じて~地域学校協働活動事業を通じて深まる地域の絆~深まる地域の絆~【問合せ】社会教育課(☎65-7056)【問合せ】社会教育課(☎65-7056)市役所からのお知らせ市役所市役所からのお知らせからのお知らせ広がるつながり、地域づくり広がるつながり、地域づくり
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