広報ちくご12月号
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【問合せ】男女共同参画推進室(☎7051)こちら▼ 「ふらっと」とは、男女の差別がなくなり、処遇的にも、社会的にも均衡な、フラットな状態をめざすという意味をこめています。ハラスメントとは職場におけるセクハラとは加害者にならないために被害を受けてしまったらハラスメントセルフチェック国は、12月を職場のハラスメント撲滅月間と定め、職場のハラスメントをなくし、みんなが気持ちよく働くことができる職場環境をつくる気運を盛り上げるため、集中的な広報・啓発活動を実施することとしています。皆さんもこれを機に、「ハラスメント」について、一緒に考えてみませんか。意識的・無意識的に特定・不特定を問わず不快な思いをさせたり、苦痛や居心地の悪さを感じさせたりする行為をさします。職場におけるハラスメントの中でよく問題になるのは、セクシュアルハラスメント(以下、セクハラ)、パワーハラスメント、マタニティハラスメントの3つです。このうち、今回は職場の「セクハラ」について考えてみます。職場において行われる労働者の意に反する性的な言動によって、労働者が不利益を受け、職場環境が害されることをいいます。セクハラは、相手が不快と感じればその対象になります。セクハラというと男性が女性に対して行うイメージを持ちがちですが、女性から男性、または同性から同性に対するものも含まれます。また、相手の性的指向や性自認にかかわらず、「性的な言動」であればセクハラに該当します。損害賠償の請求や罰金、社会的信用の失墜など、個人としても組織としても多大な影響が生じる可能性があります。 セクハラかどうかは、基本的には受け手の判断で決まります。相手が嫌がっていることが分かったら、決して繰り返さないこと。相手がいつもはっきり「NO(ノー)」と意思表示するとは限りません。断ることで起こる報復を恐れる気持ちが存在するのです。立場の弱い部下や非正規雇用労働者などは、はっきりとした拒否の態度をとりにくいということを前提に、上司や先輩は日ごろからの言動に注意を払うことが必要です。 セクハラを無視したり、受け流したりしているだけでは状況は改善されません。嫌なことは「嫌」と相手に対してはっきり伝えることが大切です。黙って我慢していると事態をさらに悪化させてしまうことがあります。一人で我慢せずに身近な人や職場のハラスメント相談員、専門機関などに相談しましょう。【相談先】福岡労働局指導課(☎0その他の相談機関は92・411・4894)あなたの普段の言動で加害者や被害者になっていないか確認してみましょう。□食事に付き合わない相手に対して、仕事中無視している□部下に「子どもは一人しかつくらないのか」と声を掛けた□同じ職場の人と食事に行っただけで、性的な噂を流された□上司から「男のくせにもっとしっかりしろ」と叱し責せされた□上司から「仕事をするにはコミュニケーションが大事」と言いながら、激励の意味で肩や背中などにボディタッチをされた□業務上必要もないのに年齢やメールアドレス、電話番号などの個人情報を執し拗よに聞かれた21   」「     つう っき  広報ちくご 令和3年12月号=福祉・男女共同参画=

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