=職員募集・人権=広報ちくご 令和3年3月号7 集団での生活は、いろいろと難しいことがあります。一人一人違う生活や経験をしているので、考え方や感じ方が違います。だからトラブルも起こります。それを乗り越えてうまくやっていくためには、「自分のことを相手に伝える力」と「相手のことを想像する力」が大切だと考えています。 そのためにまず、日ごろから書き溜めておいた日記や作文の中から「友だちに一番伝えたいこと」を選んで、しっかり相手に伝わるように、次のような視点で作文にします。【問合せ】人権・同和教育課(☎7039)~みんなが安心して過ごすことができる学級・学校づくりのために~ 同校では、7月にウオークラリー・12月に人権作文による人権集会を行っています。ウオークラリーは、全校の子どもたちが1年生から6年生までの縦割りグループに分かれ、力を合わせることを学びます(今年度は中止)。 今回は、12月の人権作文による人権集会について紹介します。 人権作文には、次のような取り組みの意義があります。 次に、できた作文を、学級で友だちに伝えます。そして、その作文に対して他の子どもたちが感想を言ったり、自分のことを語ったりします。学級でしか言えないこともあるので、とても大切な取り組みです。泣きながら読んだり、涙を流しながら聞いたりすることもあります。 そして、学級で発表した作文の中から、全校に伝えたいものを選び、全校の人権集会で発表します。シリーズいま人権・同和教育は筑後北小学校「人権集会」の取り組み 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1~3年生、4~6年生の2つに分けて行い、13人の代表者が作文を読みました。必ずしも発表の得意な子どもが代表になるとは限りません。中には人前で話すことが苦手な子どももいます。 発表を聞いていると、低学年は低学年なりに高学年は高学年なりに、いろいろな思いを持ちながら学校生活を送っていることがよく伝わりました。聞いている子どもたちも仲間の作文をしっかり受け止めようと真剣に聞いていました。 終わった後、発表してくれた子どもたちに、聞いていた一人一人がメッセージを書いて渡しました。▪取り組みの意義●自分や友だちを見つめ直し、それを綴つづることで行為の意味やねうちを再確認する●お互いのことを知り、安心して過ごすことができる学級・学校にする▪自分や友だちを見つめ直す視点●友だちがいてよかったと思ったときのこと●自分ががんばっていること、成長したなと思ったときのこと●友だちが成長したなと思ったときのこと●頭にこびりついて離れないこと(つらい・悲しい・イヤだなと思ったときのこと)●学級・学校のことで気になること●自分のことで友だちにわかってほしいこと●友だちが困っているなと思ったときのこと●おかしいなと思ったときのこと▼今年の人権集会の様子
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