令和2年11月号
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=人権・男女共同参画=広報ちくご 令和2年11月号17▪DV被害の実態 「男女間における暴力に関する調査(平成29年内閣府実施)」では、女性の約3人に1人、男性の約5人に1人が「配偶者からの暴力の被害経験がある」と回答し、女性の約7人に1人は「何度も受けている」と回答しています。▪DVを受けているかも●文句を言われるのではないかと、いつもビクビクしている●夫が帰ってくる時間になると、今日の機嫌はどうだろうかと心配になり、ソワソワ緊張するなど DVが起きている家庭では、子どもに対する暴力が同時に発生している場合があります。❶DV被害を受けている人は、加害者に対する恐怖心から、判断力や感情がまひしてしまい、子どもに対する暴力 11月12日~25日は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。期間中、サンコア1階ロビーで、啓発展示を行います。 親しい男女間で振るわれる暴力のことをさします。一方が他方を支配する目的で、暴力を用いるのが特徴です。暴力には、さまざまなものがあり、支配の手段として用いられるすべての行為が暴力にあたります。DVと児童虐待~DVは子どもの心も壊すもの~DV(ドメスティックバイオレンス)とはを制止することができなくなる。❷継続してDV被害を受けていると、感情がなくなり、加害者から言われるがままに、子どもを虐待してしまう。❸加害者が被害者の悪口を子どもに言い続けることで、子どもが被害者を軽んじるようになり、被害者と子どもの関係が壊れてしまう。❹DV被害によって発生した心身の不調から、子どもの世話を十分にできなくなり、ネグレクト(育児放棄)になってしまう。 面前DV(子どもの見ている前で夫婦間で暴力を振るったり、暴言を言うこと)は、子どもへの心理的虐待にあたります。▪DV目撃による子どもへの心理的被害 DVは、子どもの成長にとって大切な安全・安心を根底から壊してしまい、子どもの心や体にさまざまな影響を与えるといわれています。▪さまざまな影響の例●空想の世界への逃避●激しい怒りが湧く●常に緊張を強いられ、安全感や安心 「ふらっと」とは、男女の差別がなくなり、処遇的にも、社会的にも均衡な、フラットな状態をめざすという意味をこめています。身体的暴力▪さまざまな暴力精神的暴力性的暴力社会的暴力経済的暴力子どもを利用した暴力面前DVは子どもへの心理的虐待です感が育たない●他者を信頼できない●楽しいときがいつ崩れるか分からず、不安で楽しめない●自分がDVの原因だと思う罪悪感やDVを止められない無力感を感じる●自己評価が低くなる●強者が弱者を支配するのが自然、「弱いこと」が悪い、と考えるようになる●暴力で問題解決しようとするなど DVも児童虐待も、一人では抜け出せません。相談してみることで、一人では気付かなかった解決方法が見つかるかもしれません。 被害を拡大させないためにも、できるだけ早く専門機関へ相談することが大切です。「もしかして」と思ったら、一人で悩まず相談してください。※電話相談は「相談事業(26ページ)」を見てください。くわしくは市ホームページでも確認することができます。 男女共同参画推進室(☎7051)まずは相談を問合せホームページはこちら▼

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