令和2年8月号

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広報ちくご　令和2年8月号17市防災協会が投光器を寄贈ＪＡふくおか八女が検温カメラを寄贈　福岡八女農業協同組合の鵜木髙春組合長が7月8日、西田市長を訪れ、新型コロナウイルス感染防止対策に役立てて欲しいと検温カメラ一式を寄贈しました。　同農協は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた農家への支援のお礼にと１台提供。西田市長は「検診など人が集まる機会に、感染防止対策の一環として活用します」とお礼の言葉を述べました。　なお、通常時は本庁舎の総合受付に設置しています。発熱を素早くチェック地域の安全に役立てる　7月15日、同協会の大靍司朗会長が西田市長を訪れ、災害時に避難所入口で足元を照らすことができる投光器セット10組を寄贈しました。　これは、今年で55周年を迎える同協会が、記念事業の一環として、防災に役立つものをと贈ったものです。　西田市長は「新型コロナウイルスの影響で、避難所は通常よりも多くの備品が必要となり、大変助かります」と感謝の言葉を述べました。　市内製造業者のコロナ対策とこれから　多くの業種の事業者が、新型コロナウイル感染症の影響を受ける中、私たちの生活を守るために歩みを止めなかった製造業の皆さん。今回も、市観光協会協力の下、私たちの生活に欠かせないものを作り続けている、市内の2つの事業所にこれまでの取り組みなどについてインタビューしました。▪宮田織物株式会社（羽犬塚）　綿入れはんてんや婦人服などを製造している老舗織物メーカーとして、何かできることはないかと考え、これからの季節に向けた「しじら織」の夏用マスクや不織布でできた医療用ガウンを新たに製造し始めました。また、夏用マスクは、裏地にも気を遣っており、「見えないところにも手を抜かない」という同社のモットーがよく表れています。　取材に対し、宮田智代表取締役会長らは「どんな時代でもものづくりの灯を絶やさず、織物を活いかした新しい製品を作っていきたい」と話しました。▪九州ダンボール株式会社（長浜）　同社は、食品や農産物、工業用品などなまざまなものを運ぶ段ボールを製造しています。コロナ禍を機に、飛沫感染予防につながる「デスクパーテーション」の受注生産を始めました。このパーテーションは、簡単に組み立てることができ、軽量で誰でも扱いやすいように工夫されています。　山村曜子代表取締役社長は「新しい価値観が生まれるチャンスだと捉えてほしいと会社全体に呼び掛けています。これからも何かできることはないか、社員と共に模索していきたい」と話しました。”ものづくり”だからできること◀九州ダンボール（株）で製造しているデスクパーテーションです◀宮田織物（株）で製造している夏用マスクです