令和2年8月号
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=男女共同参画・その他=広報ちくご 令和2年8月号13ったよ」「ありがとう」など、労ねぎらいの言葉を忘れないようにしましょう。 「ふらっと」とは、男女の差別がなくなり、処遇的にも、社会的にも均衡な、フラットな状態をめざすという意味をこめています。 広報ちくご6月号で「洗濯」のことに触れましたが、家族で「洗濯講習会」をすることはできましたか。服を裏返しにしたまま洗濯機に入れることは減りましたか。 今回は「料理」にスポットを当てて考えてみます。▪「料理」という名もなき家事 料理という家事から「❶献立を考える→❷買い物→❸料理を作る→❹料理の盛り付け→❺食器の片付け」の流れを連想すると思います。しかし、一つ一つの流れの中には、次のようにいろいろなことが含まれています。【❶献立を考える】▶家族の健康管理▶1週間以上作っていないもの▶給食メニューと重ならないもの▶調理時間など【❷買い物】▶食料品店のチラシのチェック▶冷蔵庫や棚の中に何が残っているか▶不足する材料のチェック(調味料含む)▶買ってきた物の片付けなど【❸料理を作る】▶お米を研ぐ▶水加減に注意して炊飯器にセット▶おかずを数種類作る場合は、時間のかかる料理の下ごしらえから▶出来たてがおいしい料理は最後に▶料理の合間にまな板や包丁、鍋を洗うなど【❹料理の盛り付け】▶テーブルを拭く▶棚から食器を出して料理の盛り付け▶ご飯をよそうなど【❺食器の片付け】▶食べ残しの処理▶食器を洗う▶食器を拭く▶食器の棚入れなど 当たり前のようですが、包丁がよく切れること、布巾が衛生的であること、食器用洗剤やスポンジがあることは料理をする前提として大切なことです。 料理といっても言葉にしてみるとたくさんの工程があります。しっかり考えて行動しないと、時間内に終わりません。この作業を毎日同じ人が1人でするのが、当たり前になっている家庭はありませんか。▪「料理」は家事負担の中で大きな割合を占めています【ステップ1】ぜひ家族で話し合いをして、できることから家事シェアを始めてみませんか。※左記❶~❺の「下線」部分は、子どもでもできる家事の第一歩です。【ステップ2】パートナーなどが講師になって「料理教室」を開きませんか。 料理初心者の子どもやパートナーに料理を覚えてもらうためには、初めに分かりやすく丁寧に教えることが大切です。また、教えてもらう人も料理はできないという思い込みは捨て、何事もチャレンジしてみることが大切です。家族の会話も増えて一石二鳥です。【ステップ3】新型コロナウイルス感染症が終息したら、ぜひ子どもと一緒に買い物に行きましょう。 買い物は、その時期の旬や物の値段を感じ、社会の情勢に触れることができます。また、予算や家にある食材に応じてメニューを考えることで、臨機応変な思考が身に付いていきます。さらに、買ってきた物の片付けまですれば、家のどこに何があるのか把握することができ、急に家族が病気になっても心配いりません。助け合える家族関係ができていれば鬼に金棒です。▪最後に… 頑張って作っても、食べ終わるのはあっという間です。料理を作ってもらったら、「お疲れさま」「○○おいしか家事シェアしよう! ~第2弾~【問合せ】男女共同参画推進室(☎65-7051)
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