県営筑後広域公園『芸術文化交流施設(九州芸文館)』
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九州新幹線筑後船小屋駅前に『芸術文化交流施設(愛称:九州芸文館)』が、平成25年4月27日(土)に開館しました。
この施設は、福岡県が、芸術文化関連団体やまちづくり団体等と連携を図りながら、芸術文化・体験・交流など様々な事業を展開し、公園や地域の魅力を発信することで、筑後地域の振興や発展に寄与・活用される事を目的として整備されたものです。
生涯学習の新たな拠点としての活用が期待されます。
施設は、本館棟とアネックス1・アネックス2で構成され、世界で活躍されている建築家である隈研吾氏の設計協力を受け、筑後の山並みや公園内を流れる清流矢部川など周囲の自然や景観に溶け込んだ外観となっています。
・施設内大交流室の移動展示壁に壁画(制作:東京芸術大学)
・施設周辺にオブジェ(制作:中村信喬氏及びインゴ・ギュンター氏)
施設の概要
(1)構造規模 本館:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 2階建て(延床面積:3,657.04 平方メートル)
アネックス1:鉄筋コンクリート造 平屋建て(延床面積:334.77 平方メートル)
アネックス2:木造 平屋建て(延床面積:165.51 平方メートル)
(2)工事期間 平成23 年3 月~平成24 年12月
(3)工 事 費 約21億円
(4)管理運営 開館時間:午前9時~午後9時まで
休館日:月曜日、年末年始
管理者:「ちくごJR芸術の郷」事業団(代表団体:JR九州エージェンシー株式会社)
施設の特徴
【建物配置】
建物は3つの建築物を分散させた構成で、自然環境の中に立地する体験学習の場を意識しており、分散させることで、1つの建物内の教室だけで活動するのではなく、中庭や屋外を含めた公園全体と一体的に広く利用し、利用者に回遊性を生み出させた様々な活動形態が可能となっています。
【本 館】
本館棟は大交流室と6つの教室工房からなり、大規模な講演会や展覧会が開催でき、地域の伝統工芸や芸術文化などを体験・学習できる施設です。その他、利用者が憩えるカフェテリアや地域の自然が学べる矢部川紹介コーナーなどを備えています。
建物の外観は筑後の山並みをイメージし、屋根や外壁に石・金属・コンクリートなど様々な材質の物を組み合わせ、建物自体もアートの要素を取り入れたものとなっています。
【アネックス1】
ワークショップや移動美術館等の様々な展示やレクチャー等、小規模な市民活動に利用でき、クスノキを中心とした豊かな植栽に囲まれ、外壁をガラス張りにすることで森の中に溶け込んだ市民ギャラリーをイメージしています。
【アネックス2】
陶芸を中心とした教室工房と作業室を備え、外壁や梁には地元八女杉による集成材を用い、公園に開かれたオーガニックな工房棟をイメージしています。
【有料駐車場】
収容可能台数は103台(身障者用3台)です。
九州芸文館については、
「ちくごJR芸術の郷」事業団〒833-0015
筑後市大字津島1131(九州芸文館内)
電話:0942-52-6435 FAX:0942-52-6470
Mail:info@kyushu-geibun.jp
または、福岡県建築都市部公園街路課(電話:092-643-3724) へお問い合わせください。